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錦秋の東山への誘い

(蹴上インクライン〜南禅寺〜順正書院〜哲学の道〜永観堂〜銀閣寺)

疏水

地下鉄東西線「蹴上駅」第1出口を降り立つと,すぐ西側山手に疏水合流点の
公園がある。
明治維新後衰退する京都振興の大事業は,あらゆる困難を克服して完成。
今日までも京都に恩恵を与えつづける。
インクライン,ねじりマンポ,銅像や碑,水路閣から哲学の道など先人の足跡が
風土に溶け込んでいる。









南禅寺界隈

京都禅寺五山の上に列せられた南禅寺は,桃山時代以降に再興され往時の面影を今に伝える。
「虎の子渡し」の枯山水庭園,石川五右衛門所縁の三門、徳川3代のブレーン以心崇伝再興の金地院。細川幽細再興の天授庵。
時の寵児達の足跡が建造物や絵画,また石碑となって私たちを迎える。









順正書院 別荘

 江戸時代の蘭方医新宮涼庭が,医学を志すもののために開いた学校は,後に公家,諸侯,文人が集うサロンとなり活況を呈した。      今は料亭として有名であるが,敷地内には当時の遺構を良く残している。                      
 また,明治に入るとこの界隈は別荘地となり,その多くは東山を借景に小川治兵衛が作庭したもので,今日も 名勝庭園として往時
 が偲ばれる。


哲学の道界隈

紅葉の名所永観堂から銀閣寺に至る疏水分流は,東山山麓を織り成す縦糸
であり,横糸にはその周辺に点在する社寺仏閣がそれぞれに歳月を重ねて,
四季折々の衣装で旅人を癒してくれる。




銀閣寺 

室町幕府五代将軍足利義政が,政治を省みることなく情熱を傾けて造営した
山荘銀閣寺は,世界遺産として東山文化を今に残す。